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用語2026年8月2日エージェンティックループClaude Codeの仕組みMCPhooksskills

エージェンティックループとは?

Claude Codeは「一発で答えを出す」わけじゃない

Claude Codeを初めて触ったとき、私は「質問を投げたら答えが返ってくるチャットの延長」だと思っていました。実際に動かしてみると、そうではないんですね。ファイルを読んで、コマンドを実行して、その結果を見てまた別のファイルを読んで……という動きを何度も繰り返しながら、少しずつ目的に近づいていきます。

この繰り返しの動きを エージェンティックループ(Agentic loop) と呼びます。Claude Codeがタスクを進めるときの基本サイクルです。

3つのフェーズを回している

ループの中身は、大きく3つのフェーズに分けられます。

フェーズやっていること
コンテキストを集める必要なファイルや情報を読み込んで、状況を把握する
アクションを実行するツールを呼び出して、ファイルを編集したりコマンドを走らせたりする
結果を検証する実行結果を見て、うまくいったか・次に何が必要かを判断する

そして検証の結果「まだ足りない」と分かれば、またコンテキスト収集に戻ります。タスクが完了するまで、この輪をぐるぐる回すわけです。

料理に例えると

料理を作るときのことを思い出してみてください。

レシピを見て冷蔵庫の中身を確認するのが「コンテキストを集める」段階です。何があるか分からないまま火をつけたりしませんよね。次に実際に材料を切って炒めるのが「アクション」。そして味見をするのが「検証」です。

味見して「塩が足りない」と思ったら、塩を足してまた味見する。これがループです。一発で完璧な料理が出てくることはなくて、確認と調整を挟みながら完成に近づけていく。Claude Codeがコードを書くときも、感覚としてはこれにかなり近いです。

テストを走らせて失敗したら、エラーメッセージを読んで(=コンテキスト収集)、該当箇所を直して(=アクション)、もう一度テストを走らせる(=検証)。まさに味見の繰り返しです。

途中で口を出していい

料理の例えを続けると、横で見ていて「そこはもう少し弱火で」と言えるのがエージェンティックループの大事な性質です。Claude Codeが動いている最中でも、人間はいつでも割り込んで方向を修正できます。

これは知っておくとかなり気持ちが楽になるポイントで、「最初の指示を完璧に書かないといけない」というプレッシャーから解放されます。走り出してから「あ、そのファイルは触らないで」と伝えれば済むわけです。逆に言えば、放っておくと想定と違う方向に進むこともあるので、様子を見ながら手綱を握るのが上手な使い方になります。

拡張機能はループのどこかに差し込まれる

Claude Codeには hooks、skills、MCP といった拡張の仕組みがあります。名前だけ見るとバラバラの機能に見えるのですが、実は共通の見方があります。

どれも、このエージェンティックループの特定のフェーズに差し込まれる仕組みなんです。

たとえば外部のデータソースにつなぐMCPは「コンテキストを集める」フェーズを強化する方向に働きます。hooksは特定のタイミングで自分の処理を割り込ませる仕組みです。細かい違いはそれぞれの解説に任せますが、「ループのどこに効くのか」という視点で見ると、機能の役割がぐっと整理しやすくなります。

ループを意識すると何が変わるか

この構造を頭に入れておくと、Claude Codeの挙動に対する見方が変わります。

作業が長引いているときは「検証で失敗して、コンテキスト収集に戻るループを何周もしているんだな」と想像がつきます。的外れな編集をされたときは「そもそも渡したコンテキストが足りていなかったのでは」と疑えます。ブラックボックスに見えていた動きが、少し予測できるものになるわけです。

指示の出し方も自然と変わってきます。「これをやって」だけでなく、参照すべきファイルを示したり、成功をどう判定するか(テストを通す、など)を伝えたりすると、ループの各フェーズが噛み合いやすくなります。味見の基準を教えてあげるようなものですね。

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